あっとるーのなんでもブログ

32歳、1児の父をしています。子育てのことや趣味・経験したことなど、役に立ちそうだなと思ったことをまとめています!

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個人で未払い残業代を請求した時の記録と、立ち回りに失敗して後悔していること

私が新卒で入った会社は、いわゆるブラック企業でした。

どんなブラック企業かといえばこんな感じです。

長時間労働

1ヶ月休みなしで、月の残業が100時間を超えることもありました

・残業代の未払い

そもそも申請できませんでした・・・

 

こんな状況なので労働組合なんて当たり前にありません。

こんな会社にはいつまでも勤められないので、辞める折にどうせなら未払い残業代を請求してやる!!と画策した記録と立ち回り、経験不足から失敗したことをまとめたいと思います。

みなさんの参考になれば嬉しいです。

 

 

なぜ未払いだったのか

よくあるみなし残業の悪用でした。

みなし残業とは、残業の有無に関わらず残業代を固定で支払いますというものです。

 

例えばみなし残業を20時間としていた場合、5時間しか残業をしていなかったとしても20時間分の残業代が支払われます。

本当にこれができたら最高ですね!

 

逆に超過した場合、30時間残業したなら、当たり前ですが20時間分にプラスして10時間分、トータルで30時間分の残業代が支払われます。

 

よくある悪用の仕方としては、30時間残業したのに20時間分しか支払われないというものです。

私の在籍していた会社もこれでした。

私の場合は、100時間残業しても3時間分しか支払われませんでした☆

3時間です…つらい…

 

こんな会社にいつまでも勤められる訳がないですよね?

いつか辞める時のために毎日の勤務時間を記録に付けることにしました。

 

業務時間の記録を作ることにした

タイムカードとかに記録が残っているならそれでいいんですが、なんと在籍していた会社は手書きのタイムカードでした。

やりたい放題できます!(笑)

月末にまとめて定時勤務の記録を付けるルーティンがあったくらいです。

 

そんな状態なので証明になる根拠のしっかりした記録なんて作れません。

とは言え出来ることは限られるので、もともと会社で付けていた日報に業務内容と勤務時間をきっちり付けることにしました。

 

残業代請求時にカラ請求と思われないために業務内容も必ず記録することにしていました。

とは言っても「16時~19時:〇〇様向け見積作業」とかこんな感じです。

時間とやった作業をまとめていたくらいですね。

 

未払い残業代を請求したきっかけ

そろそろ転職しようかなーと漠然と思いながら仕事をしていた頃、なんと!他の支社に労働基準監督署から未払い残業代の関係でガサ入れが入りました(笑)

いや、笑えません。

 

ただ、未払い残業代を請求するには絶好の機会です。

「乗るしかない!このビッグウェーブに!!」

 

退職願の用意と並行して残業代請求の準備を本格的に開始しました。

 

準備したこと

まず会社に請求するにあたり、どれだけの時間残業したのかを自分で把握したかったので以下の3つのことをしました。

・メモした勤怠記録を見て残業時間を月別にまとめる

請求にあたり全期間が対象になる訳では無いということは知っていましたが、調べてわかったことはどうやら過去2年分までしか遡れないということでした。

月別の残業時間を見て、長時間残業した分が適応範囲から消滅しないように行動を起こす期限を決める意味もありました。


また、正規の記録に残っていない以上、根拠は自分で作るしか無かったと言うことも準備をした理由の1つです。

 

・まとめた時間から残業代を算出する

勝手に減額されたりしても嫌なので、どれだけの残業代が未払いになっているのかの確認もついでにしようと思い自分でざっくりと計算をすることにしました。

(このざっくりの部分で少し後悔を生む失敗をしました)

 

・税金対策ができるかを調査する

突然2年分の残業代が一気にもらえるとなるとその年の収入だけ例年より高額になるので、翌年の税金が増えます。その辺の対策は何かあるのか全く知識が無かったので誰かに聞いて見なければ!と調べることにしました。

その結果、なぜか税務署に行って相談してみました。

 

税務署に行ってみた

相談相手が欲しかったということもあり、有給を取ってアポ無しでいきなり突撃しました(笑)

なんとなくですが味方になってくれるような気がしていたので、請求を有利に進められるきっかけが貰えるんじゃないかという期待にも胸が高鳴ります!

それに初めてのちゃんとした行動らしい行動なのでなんだかワクワクですね!

 

まあ結果的には有給の無駄遣いに終わりました。

言われたこととして、未払い残業代の請求をするケースはあるが個人での成功例を知らない。大半は団体で行っているということです。

 

これを聞いて心が半分折れた私です。

税金対策の事も聞いたは聞きましたが、どんな話をしたのか全く記憶にありません(笑)

 

とはいえ諦めたくはなかったのと労働基準監督署が来ていた状況的に、まだこちらに有利なタイミングだと思いました。(思い込みました)

元々貰えていないものだしダメ元でいいか!と、まずは動くことが大事だと思いそのまま個人で会社にぶつかってみした!

 

会社に未払い残業代を請求

まとめた勤怠記録、残業代を算出したメモ、退職願を手にいよいよ残業代を請求します。

まずは上長に退職する旨と未払い残業代を請求することを報告し、そのまま部門長に報告となりました。

 

会社としても労基が入ったばかりだったということもあり、思っていたより敏感に反応している感じがありました。

「労基には行ってないんだよね…?」と言う確認があり、ことを上手く進めるために【労基には行かない】という口約束をして請求が通りました。

私が何かをしたのはここまでです。

 

その後に、会計部門が再計算やら事務作業やらをし、翌月無事に未払い残業代を満額手に入れましたー!!

やったー!!

 

・・・とはなりましたが、ここでいくつかの失敗をしています

ここが後悔の部分です。

 

後悔のまとめ

自分で残業代を【ざっくり】計算してそれを提出したわけですが、

私としては

  ①ざっくりなので金額が合っていない

  ②会社でちゃんと計算し直して正確な額を計算してもらう

  ③想定よりちょっと多めに貰えて気持ち的にハッピー!

となるイメージでしたが、ここが失敗でした。


普通に考えて、労働基準法に違反をしている会社が素直に応じる訳はないんですよね。

こちらが提出した資料から可能な限り額を下げられるようにするはずです。

 

また、ざっくり計算でも請求額は100万円を超えていました。どんな会社でもかなり上の立場の人からの決裁が必要になる金額だと思います。

その申請時に「100万円請求されてますが、120万円払っていいですか?」

となる訳はないですよね・・・。


実際に財務関係の部署の方がきっちり算出して「計算していたよりもっと多く貰えそうだよ」と教えてくれていましたが、請求した通り、つまりはざっくり計算の額で支給になりました。

 

一応向こうにも根拠はあって

・労働記録はあるが個人のメモなので信憑性がない

・信憑性が無いなら再計算したとしても、そのまま支払って損をする訳にはいかない

・そうなると言われた額をそのまま出すのが無難

となるわけです。客観的に見れば妥当な判断です。

 

因みに、労基が入ってマジでちゃんと未払い残業代を払うことになる場合は、労基によってPCのログを調査されるということです。

ただログも無限に遡れる訳では無いので、たしか半年くらいまでの請求になると聞きました。

そう考えたら多少の損はあれど2年分の請求が通ったので労基に行かず対応して貰えたのは良かったのかもしれません。

100点満点で80点といった感じですかね。

 

失敗から学んだこと

未払い残業代を請求するにあたって、まず会社に期待をしてはいけません。先にも書いたように会社はどれだけ損を少なく出来るかを根拠を持って対応してきます。


用意した資料としてはできる限りのことをしたと今でも思っています。

ただ自分で金額を算出した際に多めに請求する段取りをしておいて、会社で精査した結果が正しくなるようにするべきだったなとは思っています。

また自分で計算をしておけば、会社の精査が正しいのかも判断できるので、こちらが反論しやすい状況を作れることもメリットですね。

 

そして、必要なことは会社(経営者)の目線で考えることです。

個人で会社に挑んだ場合、これを発端に他の社員に問題が波及しないとも言いきれません。

会社としてはこれも防がねばならないので、これも脅しに使えると言えば使えます。

 

このように策を考えていれば、状況を好転させられたかもしれません。

私は全ての手を尽くしてから会社と面談しましたことが1番のミスだったと思っています。

会社は準備と対策をしてきますが、こちらには追加の策がありませんでした。

こうなると圧倒的に不利になるので、反論出来る策を持つか、こちらが後攻めできる状況を作るようにしましょう。

 

仮に全ての立ち回りが上手くいったとしても、こちらは団体ではなく単独です。最悪の場合、会社は払わないということも想定されます。

その辺のことも考えながら、自分の中での妥協ライン、合格ライン、満足ラインを想定しておくことも大切だと思います。

 

自分はラッキーだっただけ

未払い残業代が請求できたのはやはり、労働基準監督署が来たというキッカケが大きかったと思います。

それが無ければ会社は応じてくれなかった可能性があります。

 

先にも書いたように単独での請求は反故にされる可能性が高いですし、労基に行っても対応してくれるかわかりません。

 

そんな場合は、もしかしたら周りにも同じように未払い残業代を請求したいと思っている人がいるかもしれません。他の部署の人でも、探りを入れて仲間を増やしてみるのも手だと思います。(もちろん社長とか役員にバレないように)

 

まずは同士を見つけ、単独から団体になる。そこから始めることが確度を高めるための正攻法かとしれません。

そうなったら私のように度胸と勢いではなく、冷静な判断と緻密な準備で対応していきましょう。

 

さいごに

これを読んでいる方の中には同じように残業代が正しく支払われていない方がいるかもしれません。

もし、未払い残業代の請求をするとなった際に参考になれば嬉しいです。